【読書の秋】目の病気について

前回《スポーツの秋》についてお話ししましたが、秋にはまだまだたくさん《○○の秋》がありますよね。今回はズバリ、《読書の秋》。学生の頃には「読書週間」などの期間が設けられて、集中的に本を読まれた思い出もあるのではないでしょうか。ところで、皆さんはご自分の「目」を大事にしていますか?普段からケアをされている方は少ないかもしれません。そこで、今回はかかってしまったら恐い目の病気、日頃からできる目のケアや気をつけること等々、目について知っておきたい事を取り上げます。

よく聞く目の病気

特によく聞く「白内障」や「緑内障」は自分には関係ない、と思っている方も多いかもしれません。ここではそれぞれの病の特徴や症状について記します。

白内障

一般的に「お年寄りの病気」と思われがちな白内障ですが、40歳代から徐々に水晶体のにごりは始まり、早い人では50歳代でかすみ目の症状が現れるなど、個人差はありますが進行が早いと失明に至る恐ろしい病です。糖尿病や肝臓病などの持病をお持ちの方や、なんらかの外傷により水晶体が傷ついている状態だと白内障が起こりやすいといわれています。初期は自覚症状がわかりづらいこともありますが、目がかすむ、視野がぼやける、まぶしいなどの症状が出たら危険です。

緑内障

40歳以上では、じつに20人に1人が緑内障といわれています。目の中を循環する「房水」が適切に排出されないことで眼圧が上昇し、網膜の視神経が傷ついてしまう病気です。この傷ついた視神経を回復させることは困難で、治療しなければ最悪の場合失明に至るといわれていますが、患者さんの約9割がこの病の進行に気がつかないとされています。早期発見、早期治療が重要です。

ドライアイ

年齢を重ねられた方もそうですが、最近では若年層に多く見られるドライアイ。疲れ目になりやすい、目がかすむ、目に不快感がある、目がゴロゴロするなどの症状は注意が必要です。まばたきが減少してドライアイになることもあるため、長時間のPC作業やスマートフォン操作、運転、読書なども、危険です。また室内でのエアコンなどの空調も目の乾燥を引き起こしますので、風が当たらないよう調節したり、湿度を50~60%に保つなどの対策を行ってください。

これらの病は、「気のせいかもしれない」や「面倒だから医者は行かない」などと見過ごしてはなりません。何事もそうですが、早期発見・早期治療で治る病もあります。日頃から自分自身をよく観察し、異変や違和感などをしっかり見つけておきましょう。また他人ごとではない、という認識も大切です。

日頃から気をつけたいこと

まず、目の異常やいつもと違うなどの違和感を感じたら、すぐに病院に行き専門医にかかることをお勧めします。そして長時間目を使う時は、30分に1回程度の休憩時間を設けて、遠くの景色や植物を見たり、または目を閉じるなどして目を休ませてあげることが大切です。

万が一目を使いすぎてしまい、疲労が残った場合などは、まず目を休ませ、適度な温度のホットタオルをあて血行を良くしたり軽くマッサージをしたりしてみてください。日頃のケアの積み重ねが大切です。

いかがでしたでしょうか。普段気にせず目のケアや対策を怠ったり、目の異常をそのままにしておくと大変なことになるかもしれません。日頃から目を大切にし、《読書の秋》を楽しんで過ごしていただきたいと思います。