【口腔ケアについて考えよう】

皆さんは「歯磨き」、毎日欠かさずしてますか?疲れて歯を磨く前に寝てしまったり、歯を磨かなきゃとは思いつつもつい面倒で省いてしまったり、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回はこの11月8日『いい歯の日』週間にちなんで、口腔ケアの大切さについてお伝えします。

口腔ケアの重要性

近年、様々な研究結果により病気との関連性が認められ、口腔ケアが見直されてきています。私達は毎日食事を摂るために、食べ物を口に含みます。この時、口腔内に痛みや異常があると食欲低下により、栄養を摂ることが難しくなり、その結果、体調を崩しやすくなります。また、歯は脳に近いため噛むことによって血流を良くし、頭の細胞を活性化させるとも言われています。

口腔ケアを怠ると病気になる?

口の中には多くの菌が潜んでおり、ケアを怠ったことで莫大な菌が繁殖します。ここでは、口腔ケアを怠ったことが原因で起こりうる可能性のある病気について、いくつかピックアップしてみます。

虫歯(う歯)

細菌が増殖し作り出す酸が歯を溶かすことで生じる。口腔ケアで清潔が保てないこと、生活習慣(甘い物を頻繁に食すなど)、ストレスで唾液の分泌量が減ることが原因とされる。

歯周病

歯垢・歯石が歯に沈着する事で歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)から細菌が侵入し歯肉に炎症を起こし、歯のぐらつきが起こる病。喫煙や唾液の分泌量が減少していることも原因とされる。

口腔がん

口の中にできるがんで、頬の内側、歯茎、上あご・下あごの裏側や奥、舌、唇など、口腔内にできるもの全般で、喫煙や飲酒、ウィルスなどが主な原因。

糖尿病

膵臓からのインスリンの分泌が減少することにより、血糖値が高くなる疾患で、1型(自己免疫の異常・ウィルス感染)と2型(肥満・過食など様々な原因)に分類される。

誤嚥性肺炎

口腔内に残った食物や唾液などが気管支に誤って飲み込まれることによって肺に炎症を起こしてしまう病。高熱、咳や痰、呼吸困難、胸痛など風邪と似たような症状が出る。


いかがですか?実は口腔ケアを怠ったことが原因の病はこの他にもあるようです。このような病気にかからないよう、子どもから高齢者まで全ての年齢において『口腔ケア』は欠かせませんね。

口腔ケアのポイントとは?

いつもの歯磨きの仕方は本当に大丈夫ですか?適当な歯磨きをしていたり、強い力で磨きすぎていたり、人によっては気づかぬうちに悪い癖が身についてしまっている方もいらっしゃると思います。ここでは、口腔ケアのポイントについて見直していきましょう!

歯磨きの基本

①毛先を歯の面に当てる

歯の表面は90度(垂直)、歯と歯肉の間は45度など磨く箇所に合わせて角度を変える

②軽い力で小刻みに動かす

力を加えすぎずこまめに動かすことで、汚れを落としやすい

③時間は3分程度を目安に行う

長すぎると歯茎が腫れて痛み、逆に短すぎても汚れが落とせない

+αのポイント

其の1・朝起きてからと夜寝る前は必ず口腔ケアを行う

特に、夜寝る前の歯磨きは丁寧に・念入りに!

其の2・歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやマウスウォッシュなども併用する

細かい隙間の汚れを落とし、歯周病や口臭の予防になります

其の3・歯ブラシの状態を常にチェックし、毛先が開いていたら交換する(目安は1か月に1本)

毛先が開いてしまうと、歯に毛先が当たらず歯垢(プラーク)を落としにくくなる


最近では、口腔ケアのグッズも多く売られています。どれを使ったらいいのかわからないという方は、かかりつけの歯医者さんなどで聞いてみるのもいいでしょう。また、少なくとも年に1度は「歯の健康診断」を受けておくと安心ですね。


いかがでしたでしょうか。口腔ケアは毎日の習慣だからこそ、普段からポイントをおさえたケアを行い、継続させることが自分の歯を長く健康に保つことに繋がります。いつまでも自分の歯でしっかりと美味しい物が食べられるよう口腔ケアの大切さを理解し、健康に保ちましょう!