これだけは押さえよう!新郎新婦が着る衣装の基礎知識

新郎や新婦の衣装選びは、好みや予算はもちろんのこと、結婚式場の雰囲気や季節感に合ったものを選ぶことが大切です。自分で「着てみたい」と思う衣装が、必ずしも自分の体型や表情に「似合う衣装」とは限らないので、ブライダル衣装を専門に扱う方のアドバイスを受けながら選ぶと良いでしょう。また、新婦あるいは新郎だけが目立つことのないよう、2人が並んだ時のバランスに配慮することが大切です。ここでは、和装と洋装に分けて、新郎新婦の衣装の基礎知識を紹介します。

和装の衣装の場合

結婚式と言えば、純白のウェディングドレスにモーニング姿、といった洋装が定番となっていましたが、最近では和装ブームが再来していると言われています(2016年5月末現在の情報です)。日常生活において和装に触れる機会が少なくなり、一生に一度の結婚式には和装を選びたい、プロの気付けを経験しておきたいと考える方も少なくないようです。

新郎の和装

新郎が結婚式で着ることができるのは、「紋付き袴(黒五つ紋付羽織袴)」です。披露宴や二次会などでは、カラフルな色紋付袴姿の新郎も目にしますが、これは準礼装に当たります。

新婦が白無垢や色打掛、引き振袖などを着る際は、紋付き袴を選ぶのが適切でしょう。費用は、購入する場合数10万円の費用がかかりますが、レンタルの場合5~10万円が相場となります。

新婦の和装

新婦の和装は、「白無垢」や「色打掛」、「引き振袖」の3種類から選ぶのが一般的です。
「白無垢」は、日本の結婚式において、最も伝統的で格式が高いと言われる衣装です。外側に羽織る打掛、打掛の下に着る掛下(振り袖)も全て白で統一されており、邪気を払うという意味のほか、嫁ぎ先に対し「あなたの家の色に染まります」という意味も込められていると言われます。

「色打掛」は、白または薄ピンク色の掛下の上に羽織る重厚感のある着物です。金銀の豪華な刺繍が施されており、白や黒以外にも赤やオレンジといったカラフルな色打掛も人気です。ヘアメイクも自由にアレンジできるため、お色直し用としても最適でしょう。

白無垢と色打掛が掛下の上に羽織るタイプであるのに対し、「引き振袖」は浴衣と同様に、着物の外側から帯の結び目が見えるタイプの着物を指します。結婚式では、黒字の引き振袖(黒引き)を着るのが原則とされてきましたが、最近では黒以外の引き振袖も選ばれるようになっています。

購入する場合は、白無垢、色打掛、引き振袖どれも30~50万円程度、あるいはそれ以上の費用がかかりますが、レンタルの場合、白無垢が15~20万円程度、色打掛や引き振袖は20万円前後に抑えることができます。

洋装の衣装の場合

洋装は、和装以上に色や形などの種類が豊富で、レンタル費用も比較的安く抑えることができます。和装よりも身動きがしやすく、ガーデンウェディングなどのように新郎や新婦が式場内を動き回る演出にも適しています。

新郎の洋装

新郎の洋装は、タキシード、フロックコート、モーニングコート、セレモニースーツなどの中から選びます。特に希望のデザインがなければ、新婦の衣装とのバランスに配慮して選ぶのが良いでしょう。
新郎の洋装として最も選ばれているのは、黒やグレーを基調としたタキシードスタイルですが、カジュアルに決めたい場合は、光沢のある生地を使ったセレモニースーツもおすすめです。購入する場合は、タキシード、フロックコート、モーニングコート、セレモニースーツどれも10万円前後あるいはそれ以上、レンタルする場合は3~8万円程度が相場でしょう。

新婦の洋装

新婦の洋装(ウェディングドレス)は、その色やシルエット(裾のボリューム)、生地の種類と装飾、首回りのデザイン、袖の長さなどによって雰囲気が全く異なります。中でも重要なポイントとなるのは、ドレス全体のシルエットです。ウェディングドレスのシルエットは、以下の5種類に分けることができます。選び方次第で、スタイルを良く見せる効果もあるため、いろいろな種類を試着してみると良いでしょう。

  • Aライン:ウェストの位置が高く、身長を高く見せる効果がある
  • プリンセスライン:裾が大きく膨らんだ可愛らしいデザイン
  • エンパイアライン:胸下に切り替えがあり、マタニティドレスとしても人気
  • マーメードライン:上半身は細身で裾部分のみボリュームのあるタイプ

ウェディングドレスはデザインなどによって異なりますが、購入する場合は25~40万円程度、レンタルする場合は15~30万円程度するケースが多く見られます。

結婚式で新郎、新婦が着る衣装次第で、式場の雰囲気やゲストに与える印象も大きく変わってきます。結婚式直前になって慌てて選ぶことのないよう、時間に余裕をもって準備を進めるようにしましょう。