要介護度と結婚式などの冠婚葬祭時のサポートの仕方

人生の節目となる結婚式には、大切な家族である祖父母を招待したいと考えている方は多いのではないでしょうか? とはいえ、普段とは異なる場への出席は、高齢者にとって何かと負担のかかるものです。快適に過ごしてもらうために、どのような配慮が必要なのかをしっかり理解しておくようにしましょう。そこで今回は、要支援、要介護度に応じた冠婚葬祭時のサポートについて、詳しく解説していきます。

要支援・要介護とは

要支援、要介護というのは、その方がどのレベルの介護を必要としているのかを判断するための基準で、役所などから認定を受けた結果によって介護保険の給付額や利用できる介護サービスの種類が決まります。

そのうち、介護が必要な方を対象に1?5段階に分類したのが「要介護」、介護は必要ではないものの日常生活に不便をきたしている方を2段階で分類したのが「要支援」です。では、それぞれの状態を「要支援」「要介護」の順に詳しくみていきましょう。

要支援

要支援は以下の通り分類されます。

要支援1

普段の生活のなかで立ち上がる際の支えや、掃除など身の回りの世話の一部分にサポートが必要で、それ以外の食事や歩行、排泄などはほとんど自分でできる状態。

要支援2

要介護1に相当する方のうち、「病気や怪我によって心身の状態が安定していない」、「認知機能や思考・感情の障害によって、予防給付の利用に関する理解ができない」、「心身の状態は安定しているものの、予防給付の利用が困難な身体の状態」という3つの項目に該当していない方のこと。

要介護

要介護は以下の通り分類されます。

要介護1

普段の生活はほとんど自分でできるが、部分的に介護が必要な状態。

要介護2

要介護1で必要な介護に加えて、食事や歩行といった日常の動作でも部分的に介護が必要な状態。

要介護3

普段の生活でほぼ全面的に介護が必要で、認知症などによって問題行動があったり、理解力が低下していたりする状態。

要介護4

普段の生活すべてにおいて介護がなくては日常生活を送ることが困難な状態。

要介護5

普段の生活すべてにおいて全面的な介護が必要で、介護なしでは日常生活を送ることが困難な状態。

要支援、要介護に応じた冠婚葬祭時のサポート

要支援、要介護に該当する方が冠婚葬祭に出席する場合、どのようなサポートが必要になるのでしょうか。それぞれ具体的にみていきましょう。

要支援に該当する方の場合

要支援に該当する方は、身の回りのことは基本的に自分でできるため、必要なのは自宅から式場まで移動する際のサポート程度でしょう。バスや電車などの利用の際は何かと負担が大きくなってしまいますので、自家用車やタクシーなどの利用が安心です。立ったり座ったりという動作や、段差のある場所を移動する場合などには、家族が気配りをしてサポートするようにしましょう。冠婚葬祭時に家族が忙しく充分な介助ができない場合には、付き添い介護サービスを利用することも可能です。

要介護に該当する方の場合

要介護に該当する方は、要支援の方よりも細やかなサポートが必要です。とはいえ、結婚式やお葬式などでは家族がお客様の対応などに忙しく、充分な介護を行えないことも。本人が安全に快適に式へ参加するためにも、冠婚葬祭用の付き添い介護サービスを利用することをおすすめします。ただし、要介護の状態であっても付き添い介護サービスは介護保険の適用外であることを理解しておきましょう。

冠婚葬祭時は付き添いの家族も何かと忙しいため、充分な介助をすることが難しいものです。上記の内容を参考にして、必要なサポートをあらかじめしっかりと理解しておくようにしましょう。